池田三四郎さんの著書、「松本民芸家具への道」を読みました。
「もやい工藝」で長年使われてきた松本民芸家具の椅子を
目にして以来、そして松本民芸家具カタログの巻末にある
池田三四郎さんの文章を読んで以来、我が家でも松本民芸の家具を
少しずつ集めはじめました。
中古で手に入れたものもあれば、新しく注文して作って
いただいたものもあります。
出来上がった家具のイメージからほど遠く、創始者である
池田三四郎さんの人生は壮絶なものであったと知りました。
でも、だからこそものすごい信念と情熱をもって家具作りの
プロデューサーとなることができたのだと分かり、ますます
家にある家具に愛着を持つことができました。
ぜひ若い世代の方たちにも読んでほしい一冊です。
そんな三四郎さんの熱い思いが込められたカタログの文章を
一部抜粋してご紹介。
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本当の家具作りには、どうしても手工芸を無視できない面があります。
というのは家具は一般の工業製品のように、ただの消耗品として
作られるには、あまりにも人間生活と密着しているものだからで
あります。長い年月の間、日常生活の友として、使えば使うほど、
自分と離れがたい関係を感じさせるものは家具であり、その間に
醸される人間性に手工芸が一番深いものを生じさせるからであります。
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また外国では古くから家具は大切な財産の一部として、子孫に伝えられる
習慣があり、これは今でも残っていて、家を建てることと同じく
生涯の伴侶としての家具の選び方は慎重であります。
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今住んでいる家を建ててもらった天然住宅の理念と通じるものがあります。
こどもたちにたくさんのお金を残すことはできそうにありませんが、
この家と、家具には私たちの思い出と生き方が込められています。
それが少しでもこどもたちの役に立てばいい、と思います。
でもそれより何より、職人さんたちの手で作られた美しい家と家具に
囲まれて日々を暮らすことは、何よりも楽しく、毎日に潤いを与えて
くれるのです。
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