2013年7月8日月曜日

Less is more for children




我が家にあるこどもたちの玩具はこれがほぼすべて。

ジャンベ、レゴ一箱、戦う玩具をいくつか、
ハーモニカやミニカーなどが入っているケースひとつ、
ミニピアノ。

多いでしょうか。少ないでしょうか。
4歳の息子と0歳の娘の玩具です。

玩具はなるべくお下がりをもらっています。
どうしても欲しがるときは、リサイクルショップで購入。

リサイクルショップへ行く前には、息子に
「新しいものを手に入れたいなら、
必要のないものを手放したら?」と言います。

すると息子は自分の玩具をすべて並べて考えはじめます。
「僕にとって本当に必要なものはどれだろうか?」

その様子はまるでパッキングをするクライマーさながら。
必要ないと判断された玩具はリサイクルショップに持って行き、
手に入れたお金で新しい玩具を買うのです。
それだけではお金が足りないときは、私たち両親も
家中歩いて必要のないものを探します。

息子は海や山のなかに玩具と同じくらい、ときにはそれ以上
楽しいものがたくさんあることを知っています。
そういう自然が、いつか玩具に本物の喜びを
感じられなくなったときの拠り所になってくれたら、と思います。
こどもの想像力/創造力は、ものを与えることによっても
培われるかもしれませんが、ものを減らすことによっても
培うことができるのではないでしょうか。

もので溢れている現代を生きるこどもたちにとって、
「自分に本当に必要なもの」を自分の力で見つけ出すことは
とても難しいと思います。
それは自分の求める生き方にも通じることです。

今はまだ、息子はいつでも「もっと何かが欲しい」と
感じています。

でもいつか成長して物欲を満たすだけでは心が満たされない
ことを知ったときに、必要なものだけを持つという習慣が、
自分を満たしてくれる何かを探すヒントになってくれることを
願っています。

2013年7月6日土曜日

あたりまえ





今日。とあるお店でお金を支払う時、クレジットカードを出しました。
するとお店の方が言いました。
「すみません、うちのお店は現金だけなんです。ご不便お掛けします。」

そのことがきっかけで、今の世の中の「便利」について頭を巡らせました。


最近のお店やなんかでよくきく言葉、
「便利」って。
「お得」って。
「安心」って・・・

ほんとうにいいことなの???

便利。
ネットで何かを注文すれば、すぐに届くこと。
コンビニが24時間営業していること。

お得。
お財布にポイントカードがたくさん入っていること。
たまったポイントでまた新しいものを買うこと。

安心。
生命保険に月々何万円も払うこと。
とりあえず名の知れているお店で買うこと。

それで本当にみんなが幸せになるの??

24時間営業のお店が多ければ多いほど、
その街に住む人には心と身体のゆとりがないんじゃないかしら。

不便だからこそ、人の縁で笑顔になれるときがある。
損得でははかれない価値がある。
見る前にとべ、の冒険精神が時に心を強くする。

すべてがそうではないし、備えなければならないこともあるけれど。

たった数十年であたりまえがこんなにも変わってしまった。
魚屋さんで「おう、これまけとくよ」っていうのが「お得」だったあの頃。
ジャック・ロンドン放浪記みたいな安心とはかけ離れた世界。

フェアトレード。オーガニック。
世界中で幸せと笑顔を増やすことが注目されている。

でもこのままじゃ私たちの国でも、
たとえ豊かになったとしても、
幸せと笑顔は減って、鬱病や自殺が増えてしまうんじゃないか・・・
そんな未来をこどもたちに見せたくないな、と思います。


もうすぐ、選挙。

長いものに巻かれず。
「自分」がどう生きたいか。
こどもたちにどんな未来を生きて欲しいか。

いまいちど、足下にあるあたりまえについて考えなくては。