2013年2月5日火曜日
びわ葉エキスつくりました
九州から取り寄せたびわの葉。
しっかりと厚みがあり、美しい深緑の葉には
見るからに生命力が溢れています。
その葉を一枚ずつタワシでこすって洗い、
乾かして切ります。
熱湯消毒した容器にびわの葉と、
庭で摘んだラベンダーを入れ、
上から米焼酎をかけます。
米焼酎も九州のもの。 米と米麹のみでつくった、漬け込み用にするのは
もったいないと言われそうな焼酎です。
開けた瞬間いいかおりが漂います。
次の冬まで漬け込んで、葉を濾し、濃いエキスを抽出する予定です。
やけど、虫さされ、湿疹に。
化粧水や美容液としても。
エキスの途中経過をまた報告させていただきます。
2013年2月4日月曜日
受け入れる、ということ
私は生まれつきの「くせっ毛」で
すぐに髪がうねったり、くるっとしてしまいます。
真っ直ぐの女性らしい髪が羨ましくて
一生懸命ブラシで伸ばしたり、今でもストレートパーマをかけたりして
その頑固な「生まれつき」に逆らってきました。
私の真っ直ぐな髪を見て、母はいつも
「くせっ毛の方がかわいいのに」
といいます。
そういえば、小さい頃よく母が私の髪を
指で優しく梳いてくれたっけ。
もうすぐ6ヶ月を迎える娘の髪がだいぶ伸びてきました。
その髪は、私とおんなじの柔らかいくせっ毛。
その髪を撫でながら、「なんてかわいいんだろう」と思うのです。
そしてはじめて母の気持ちを理解しました。
自分自身や他人に対しては、なかなかできない
「そのままを受け入れること」が
こどもに対してはいとも簡単にできてしまう不思議。
これが親というもの。
これが愛というもの。
こどものすべてをそのまま受け止め、受け入れてあげること。
自分には決して満足せず、何かを求めて試み続けること。
子育てにはいろんな悩みがつきものだけど
それができていれば、なんとかなるんじゃないかと思います。
自分で努力をせず、振り向いてこどもに何かを押し付けるのではなく
自分は常に前を向いて進み続け、こどもを見守っていけたら。
命をつなぐことは、思いをつなぐこと。
Responsibleにはきっと2種類あって、
「やらなくては」と意志を持って請け負う責任と、
無償でも、無意識に、いつの間にか芽生えている責任。
努力して受け入れることも大切だし
何も考えずにそのまんまを受け入れることも大事。
どんなかたちであれ、日々命に感謝しながら、つないでいこうと思います。
2013年2月1日金曜日
手仕事との出会い
私と手仕事の出会いは、忘れることが出来ません。
亡くなった次男の骨が入った、火葬場でいただいた骨壺が
どうしても好きになれず、しばらく自分のそばに置くのなら
素敵な骨壺に入れてあげたい、と思い、「もやい工藝」で
探したことがきっかけでした。
そしてそのとき見つけたのは、出西窯のきれいなブルーの
入れ物でした。一緒にお香立ても見つけることができました。
本来どのようにして使われるものかは定かではありませんが、
今思うとちょうどそれらが見つかったのは運命のような
気がしてなりません。
それ以来、何度もお店に通っていますが、同じものを
見かけたことが一度もないのです。
それからお店を訪れ、置いてある手仕事の品々の美しさや
力強さ、素朴さ、使い勝手のよさにどんどん惹かれて
いきました。そしてお店に置かれていた冊子に書かれた
ひとつの文章が、「こうなってほしい」と思っていた
日本を具体化していることに気付きました。
会報「SILTA 1号」より抜粋
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手仕事フォーラムがめざすもの
現在の私たちが享受している物質的な「豊かさ」は、環境破壊の
上に成り立っていることを否定するわけにはいきません。
天然資源の乱獲・乱伐や廃棄物による自然環境の汚染という
直接的な破壊だけではありません。「豊かさ」を求める人間の
巨大なエゴは、時として戦争という最悪の環境破壊を引き起こす
こともあります。
こうした世紀末的な状況に直面し、「破壊の速度を緩めなければ
ならない」という運動が各方面で起こっています。しかし、
私たちが、環境破壊を前提とするライフスタイルを根元から
断たなければ、問題を解決することは出来ないでしょう。
人間が、その能力以上のことを行えなかった時代の人間の生産行為
ー手仕事のものづくりーは、そのまま自然の営みの一部として、
自然界の現象や生態系と共存していました。ところが技術の発達
により、資源の収奪が可能になった現代の工業的なもの作りは、
自然を破壊し、ひいては人間の未来をも奪おうとしています。
先端技術をひていするわけではありません(実際、使い方さえ
間違わなければ、技術は素晴らしいものです)。しかし、
私たちが環境破壊を前提とする豊かさではなく、真の豊かさを
目指すならば、かつて自然と共生していた時代のものづくりの
価値の大きさを無視するわけにはいかないでしょう。
消費者が変われば社会は変わります。「生活の基本である
衣食住には、環境破壊をひきおこさない手仕事の品をとりいれる」
というふうに、私たちが生活スタイルをほんの少しだけ工夫する
ことがやがて大きな力となり、自然と対立する現在の文明の
ありようも改善されていくのではないでしょうか。
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他の国のものに染まってしまうのではなく、地域の特色を
生かす経済。消費することで大企業ではなく、地域の歴史
ある文化が活性化する社会。環境を壊すのではなく
持続させる工業・・・。
「消費者が変われば社会は変わる。」
手仕事のものにかかわらず、より多くの人がこの言葉を
思い浮かべながら、衣食住にかかわるものを購入するように
なればいいな、と思います。
誰かに使われてきたもの。
環境を壊さない素材でできているもの。
修理ができて繰り返し使えるもの。
長持ちするもの。
美しく、ずっとそばに置きたいもの。
今後もときどき、手仕事にまつわることを発信していきます。
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