念願の静岡市立芹沢銈介美術館に行ってきました。
展示は「ふるさとへの思い」。
芹沢銈介の展示を見るのは初めてだったのですが、その
美しさに圧倒され、仕事に対する姿勢に終始感動しました。
絵や紋様の質の高さと色彩感覚。
緻密な観察とスケッチが大らかさと自由さと
あたたかさをもった型染に昇華する様。
芸術家としてというより、ひとりの職人として沢山の
人からの依頼を受けて謙虚に制作を続けていた姿勢。
作品の幅広さと、様々な価値観を受け入れる感受性と好奇心。
「富士と雲文のれん」の悟ったような簡素さと「津村四季文着尺」
に見られる詩情にあふれた世界が同時期に存在するという
懐の深さに感銘を受けました。
作品の一部を芹沢銈介美術館のサイトでご覧いただけます。

「御滝図のれん」
なんという清々しさ!
「擦りぼかしカーテン地」
芹沢銈介がマリメッコのテキスタイルに刺激されて作られた
ものだそうです。生で見ると本当にあたたかい作品でした。
以下芹沢銈介美術館サイトより抜粋:
作家・川端康成は、「芹沢さんの五十年の仕事は世にひろがって、
芹沢銈介の日本があると思えるほどになっている」と評しましたが、
まさに芹沢は、日本をつぶさに観察して表現し、自分自身の日本を
生み出した人ともいえるでしょう。
抜粋ここまで-------------------
展示を見たあと、改めて「日本は素晴らしい」と思えました。
その後芹沢銈介のお弟子さんのひとり、型染作家山内武志さんの
お店「アトリエぬいや」に行きました。
初めて行った友人も大感激、わくわく心躍る作品がいっぱい。
山内さんの作品と一緒に世界中から収集されたフォークロアな
ものが展示・販売されています。

確実に師匠の心と感覚を受け継いでいることを感じました。
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