かつて柳宗悦は「手仕事の日本」のなかで
手仕事が日本にとってどんなに大切なものであるか、
どんなに多くの手仕事が日本に残っているか、
そして地方の存在がどんなに多くの役割を果たしているか
を伝えました。
それから65年余りが経ち、さらに日本の手仕事の多くが
失われました。
それでもまだ、柳宗悦が見出した真の美しさをもつ手仕事が
日本全国に残っています。すべては紹介しきれませんが、
47都道府県のそれぞれに残る「美」をほんの少しずつ
今日からUPしていきたいと思います。
柳宗悦による民藝品の定義には「廉価性」が挙げられています。
民衆が気軽に手に取れる物を、購入出来るサイト等と一緒に
ご紹介していきます。
宗悦さん風に言うなれば・・・
それではご一緒に、手仕事の日本をめぐる旅をはじめることに
いたしましょう。
まずは関東地方。私の出身地である千葉から。
「南房総の竹かご」

これは我が家で使っているちりかごです。
底の部分もしっかりと作られています。
千葉は古くから竹の名産地で主に真竹や女竹から作られます。
丈夫で温暖湿潤な日本の気候に最適な竹。
そして「手仕事の日本」でも触れられている、唐桟織
(とうざんおり)もわずかでありますが受け継がれています。
絹のような風合いと縞模様が、絹の使用を禁止されていた
江戸時代の庶民に愛されていたそうです。
天然染料、手織りという伝統的な技法で作っているのは、
館山の斎藤裕司さん(4代目)だけとのこと。

なんともシンプルでモダンな縞模様。
日本人のセンスは素晴らしいと思います。
参考文献:手仕事の日本 柳宗悦著
民藝の教科書2「染めと織り」 久野恵一監修・萩原健太郎著
関連記事:手仕事フォーラム 南房総の竹カゴ
館山の唐桟織 斎藤裕司さん
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